光徳寺
「光輝く徳の寺」という意味の光徳寺は、1500年頃に開山されたと考えられています。歴史文献によると、光徳寺は1599年までには臨済宗の禅寺となっていました。平民などが使った比較的質素な通用門と、装飾を施した身分の高い客人用の勅使門のふたつの門があることにご注目ください。本堂、厨房と庫裡は、いずれも江戸時代(1603年~1868年)に建設されたものです。本堂には病気を治す仏様の薬師如来像1体と、七福神のひとり、ふくよかな恵比寿像1体が祀られています。耳をよく澄ますと、足元から床が音を聞くことが出来ますが、これは侵入者の存在を知らせるために設置された鴬張りという仕掛けです。庫裡の奥の壁には、桔梗の形をあしらった非常に大きな寺紋があり、車付きの駕籠は、妻籠の最北端の土地を開拓し始めたことでも知られる、この寺の進取的な住職、遂応和尚が19世紀の後半に発明したものです。
基本情報
- 住所
- 〒399-5302
長野県木曽郡南木曽町吾妻上町605 - 営業時間
- 8時30分~16時00分
- 休業日
- 不定休
- 料金
- 境内無料(本堂拝観は拝観料50円)
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